おさだ精密工業

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自作、自作、自作、バイク、ときどき家族ネタ

KTM EXCにKDXホイール流用 その1

【過去ネタの発掘】

 スペアホイール制作記

特に必要性は感じてなかったんだけど

なんか仲間で持っている人が多いスペアホイール。

 

でも、まともにKTMやらレーサーのホイールを

買おうとすると高い。

 

だから作っちゃおう、というお話。

長いので4部くらいに分けて書くことに。

 

【その他の回はこちら】

osada-komuten.hatenablog.jp

osada-komuten.hatenablog.jp

osada-komuten.hatenablog.jp

 

制作?

普通にその車種のホイールを買えば終了だけど、

外車のホイールはなかなか出回らずそして高い。

 

何か流用はできないかなーと

思ってネットを漁ってたら

KTMにKAWASAKIのKDXホイールを

流用している人がいた。

しかも、カラーの作り直しで行けんの?!

 

ということで自分もKDXホイールを流用することに。

 

【結論から言うと流用できた】

けど、一筋縄ではとてもとても・・・

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カラー制作するだけ?とんでもない・・・

詳しい情報もないので、何はともあれ

手に入れてみるかということで

ヤフオクでちょっとくたびれ気味の

KDXホイールをポチッた。

10000円くらい。

 

程度いいとKDX用も高いし、

安いとサビサビ腐食しまくりの

ジャンク品になってしまう。

 

※このころブログやるつもりなかったから

 素のホイールを撮り忘れた

 

でね、まだあんまり心配してなかったから

何も考えずにあてがってみたところ・・・

 

スプロケとディスクロータのピッチが全然違う!!

結局計ってみたら10mm違ってて、

KDXのほうがピッチが狭い。

 

(ちなみにアクスルシャフトはφ20mmなので

KTMと同じ。そこは流用しやすくてGood。

また、ディスクローターの直径は合ってた。

これが違ってたら諦めてたと思う。)

 

まだ疑ってなかったので茫然としてしまったけど

よくよく元ネタを確認してみたら、

その人は2000年くらいのKTMに流用していた。

(スイングアームの形状から勝手に判断)

 

【10mmディスクを外に逃がすの巻・・・】

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気を取り直してフィッティング

茫然としててもホイールを買って

しまったことには後戻りできないので、

なんとかならないか?思考錯誤のはじまりはじまり。

 

10mmのオフセットスペーサを適当な廃材から削り出す。

ローターボルト根本のカラー部分の

逃がしをいれつつ。

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ローターボルトも長いのが必要になる。

ネジはM8。

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もう失敗は許されないので、

ちゃんとしたものをこしらえた。

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カラーは左側に短いの(19mmだか20mmくらいの長さだったような・・・)

を無加工で使用。

短いものには追加のダミーカラーをあてがう。

 

とりあえずカラーの端から逆側のカラー端までの長さは合わせて、

チェーンラインとディスクローターの位置は合わせられた。

なお、厳密に計ってないけどタイヤのセンターは1~2mmは

オフセットしているような気がする。

自分は乗ってても気にならないので見なかったことにしているが。

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なんでもいいというわけではない

そこそこの位置合いになったふうに書いているけど、

  • アクスル径
  • スプロケーディスク間ピッチ
  • ホイールセンター(そこそこ)
  • ディスクローター径

が一致しないとホイールは流用できない。

この時点で、今回2番目があっていなけど

広げる方向なのでオフセットできれば

”なんとかなりそう”という話。

 

いや!なんとかするのだ!

 

注意点

そうそう、カラー端からカラー端までの長さは

ちゃんと計らないと後で酷い目あうので注意。

 

適当に作ってちょっと短めだった、とかだと

組付けるのは楽なんだけどその状態で

負荷をかけるとスイングアームの幅が

狭まってしまうので。

 

仲間がこれで純正ホイールに戻そうとしたときに、

超苦労していた。

 

第2部に続く・・・

ということで、また気が向いたら続きを書くので、

今回はここまで。