KTM EXCにKDXホイール流用 その2
【過去ネタの発掘】
スペアホイール制作記
特に必要性は感じてなかったんだけど
なんか仲間で持っている人が多いスペアホイール。
でも、まともにKTMやらレーサーのホイールを
買おうとすると高い。
だから作っちゃおう、というお話。
長いので4部くらいに分けて書くことに。
【他の回はこちら】
オフセットスペーサ設計
ブレーキローターを10mmオフセットさせれば
なんとかなることがわかったので、
プレートを設計。
ホイールのディスク取り付け面をチマチマと採寸して
プレートの断面図をおこす。
手書き図面、超アナログ(笑)
※1はキー溝、深さ0.1mmくらいで可
からの~制作開始
KDXのブレーキディスク取り付けPCDは116mm。
φ116mmのキー溝を掘っておいたので、
正六角形に穴をあける。
ボルト根本のカラーのザグリもいれる。
仮組
とりあえず組付けてみた。
うん、問題なさそう。気持ちいいね。
で終わると見せかけて?
無駄な肉を落とせ!と上から指令が出た(誰やねん)ので追加工。
いきなりフライスでいくと気が遠くなるほど時間がかかりそうなので、
細いドリルでラフに穴をあけて・・・
いろいろコジってラフな形状を抽出。
と書くと1行だけど、スゲー大変だった。マジで。
ここらへんから、丸いままいけばよかったと後悔し始める。
で、回転テーブル(サーキュラーテーブル)を自作して、
形を仕上げていく。
が、これも大変だった。
気を抜くとワークにエンドミルをあてた瞬間に、
回転テーブルが連れ回りして耳(固定穴のまわりの肉)に激突する。
テーブルの回転抵抗をもう少し強くしておけばよかった・・・
そんなこんなで新品のエンドミルを1本お釈迦にしつつ
加工完了。
仮組その2
やってみて満足したと言えば満足。
だが、苦労が報われたか?というと微妙。
そんな複雑な気分。
残るは小物
ということで、山場は超えたのであとはボルトなど小物を作ったり
ベアリングを打ち換えたりしていく。