おさだ精密工業

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フライス盤 Z軸ボールねじ+モータ化(制御編)

前回までのあらすじ

自宅の小さいフライス盤のZ軸を

ボールねじ+モータ化するよ、

という話を始めたところ。

osada-komuten.hatenablog.jp

 

フライスの不満をおさらいすると

(1)ハンドル回すの重い、疲れる

(2)Z軸、位置決めが適当

これらをなんとかしようってことで。

 

で、今回は、

何はともあれモータが回らないことには

始まらないので制御系をこしらえた話。

 

 

制御?

自分が動かしたいぶんだけモータを回転させる、

という話も前回したけど、

そのためには狙った数のパルスを払い出す制御系が必要。

 

パルスって何?

ON、OFFを繰り返す信号のこと。

パルス - Wikipedia

 

スイッチをONしたりOFFしたり、

電圧をかけたり、OFFしたり、

といった感じでON/OFFを繰り返すと、

モータは信号がOFFからONに切り替わったことを

検出して

「あ、1パルス入力された、1ステップ回転しよ」

という作りになっている。

 

なので、

動かしたい距離 → 動かしたい回転数

→ 動かしたいパルス数 と変換して

モータにその数だけON/OFFの信号を電気的に

与えると所定の位置に移動できるってわけ。

 

うわぁ、ザックリ~(汗)

 

 

今回は単純なコントローラを作るので

ボタンを押したら、押された分だけパルス信号を

発生させる簡単な回路を作る。

 

いきなり回路完成の図

っつーことで、

何の計画性もなく行き当たりばったりで

回路を作った。

マイコンはPIC16F88を使用。

 

シンプルな機能なのでもっとスッキリした回路になるかな

と思ったけど、結構モジャモジャになった。

 

一番下のボタンはジョイスティック風のボタンで

上下キーと押しボタンを持っており、

上移動、下移動はそのままだけど、ボタンを押したら

移動速度を切り替える。

 

真ん中のボタンは1プッシュしたときの移動量を切り替える。

(1 shot移動と言う)

移動量 大、中、小の3通り。

 

ボリュームは速度を微調整できるように。

LEDは速度と1 shot移動のモードを表示

(無点灯→1個点灯→2個点灯)

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箱が大きいのは、この後(いつになるかわからないけど)、

XY軸も同じようにモータ化したときに

同じ箱に収めるため。

 

こうしてみると表面のボタンを実装している基板、

細切れにせずに1枚で作ればよかった。

いかんせん、何も考えずに手を動かしてるもんで(笑)

 

本当はここにさらに何かしら表示器をつけて

現在位置を表示しようと思った

不満その(2)の解決のために。

で、途中まで回路を作りかけたんだけど、

めんどくさくなっちゃって長期間放置することに

なってしまったのだ。

なので、今回気を取り直してシンプルに作り直した次第。

できることからコツコツとね(笑)

 

まだボタンのキャップとか

箱の表面の化粧はしていないので素っ気ないが、

最後にやっつけるつもり。

 

動作確認

で、動かしてみたらこんな感じだった。

 

 うん。回ったね。どうってことはない。

 

ちなみにマイコンのプログラムは

とても人様に見せられるような代物ではない(笑)

機能が少ないので、容量気にせず、効率気にせず

適当に書いてたんだけど後から見てみたら我ながらビックリした。

 

まとめ

とりあえずモータが回るようになったので、

次は駆動系を処理する。