おさだ精密工業

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自作、自作、自作、バイク、ときどき家族ネタ

人生初のトライアル車で白井に行ってきた

はじめに

今回のネタは、「一応活動しているよ」という意思表明であって

あまり中身がないので注意。

 

現在、手持ちの車体をすべて売っぱらってしまっていて

山に入れない日々を過ごしていた。

 

が、紆余曲折あってトラ車を借りることができたので、

それで白井に行ってきた、というお話。

 

ただ、走行中の画像などがなく文字中心になっているが、

酷い目にあったので思い出として書き記しておく。

 

トライアル車?

オフロードのジャンルの1種になるのだろうか?

ただ、モトクロスやエンデューロとは競技の内容も車体も

まったく異なる。

 

今回借りた車体が↓の画像真ん中のものだが、

ヒョロいしタイヤもゴツゴツしていない。

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私が語るなんておこがましいことこの上ないが、

トライアルとは決められたセクションをいかに足をつかずに

走れるか?を競うもの。

ただ、そのセクション内にこれでもか、というほど

障害物が置かれている。

そこを越えるために跳んだりはねたりしながら

巧みに走り抜けていく。

 

なので、バイクの重量は実に70㎏を切るのがあたりまえで、

エンジン特性もかなり割り切られた仕様になっている(超ローギアード)

 

どんな乗り物?

ときどき勘違いしている人に出会うが、

「トラ車乗れば誰でも難しいところを楽々と走破できる」

という誤解。

たしかにトライアルが上手な人の走りを見ていると誤解してしまいそうなのも

わかる気がするが、それはとんでもない。

その車体の軽さゆえ、

ラクションがかけられない人が乗ると、

まったくタイヤがグリップせず前に進むことすらできない。

 

ところが荷重をかけてラフにクラッチ操作していると、

これまた軽さゆえに簡単にバク転したり吹っ飛んでいったりする。

 

一度またがってみると、うまい人たちが飛んだり跳ねたりしているのが

信じられない!という乗り物。

 

ただ、トライアルはバイク操作の基本と言われており、

正しく乗ればこたえてくれる、

正しく乗らなければ一切走れない

というわかりやすい特性を持っているので

どんな種類のバイクを乗るにしてもトライアルの技術を

学ぶことは悪くない(と思っている)。

 

レンタルしたキッカケ

「あしたかTT」という、あしたかトライアルパークで開催される

古いトラ車でも参加できる、ゆるふわ系トライアル草大会が

あるのだが、そこに友人でありトライアル元IBの仲間が

出場するぜ!というところからはじまった。

 

そちらの仲間内でケガで乗れない人がいるから、

トラ車借りてみるよ、というところからあれよあれよと

話がまとまり乗ったこともねぇトラ車の大会に出ることに

なったってワケ。

もちろん勝算なんてない。

なんなら子供クラスに混ぜてもらってヨチヨチ走ろうかってくらい。

生まれたての小鹿のように。

ただ、不運にも大会は台風を懸念して中止になってしまったわけだが。

 

で、代わりに白井でも行くかってなったワケ。

 

なお、レンタルした車両は

2006年モデルのGASGAS TXT PROというもの。

13年前の車体。まだ鉄フレーム(最新はアルミフレーム)。

※訂正:GASGASは今でも鉄フレームでした

  (2019/10/03)

 

これでも十分軽い。

bikez.com

 

 

白井での1日

午前中は1人で広場で練習してたので、

マイペースに乗れていた。

 

午後は集団にできるところまでついていってみようかなー

と軽い気持ちで最後尾についたのが地獄のはじまり・・・

 

ガレた坂が見えてきたので

「じゃ、自分はここで・・・(ニコニコ)」

と引き返そうとしたのだが、

アテンドしてくれた常連の方が

心の底から信じられない、という様子で

エスケープあるから、と引き留めてくる。

どうも文化的なものなのか

「引き返す」という文字は彼らの中にはない感じ。

こちらもエスケープがあるといわれたので、

そういうなら・・・

と軽い気持ちでついていってしまった。

 

ところが最初の坂こそエスケープがあったものの、

次は「ちょっとガレてますけどがんばればいけますから!」

「ここ越えたらあとは移動路ですから!」

と、だんだん苦行に・・・

こちとら乗りなれてないトラ車で

腕もパンパン、

昼飯リバースしそうなくらい気持ち悪くなるし、

でも集団(10台くらい?)を待たすわけにもいかないので

呼吸を整えるのもそこそこに再スタートなんてことをしていたら

人生で味わったことないくらいの酸欠状態にw

最後のほうは腕も上がりにくいし、

身体の動きも緩慢になるし、

あと少し続いていたら本当に

あしたのジョーの最終回みたいに燃え尽きていたかもしれない。

 

と、まぁそんなこんなで

当初午前中のような感じで終始すると思っていたのに、

まさか午後のような地獄になるとは思ってなかったので

いずれにしても画像や映像を残せなかった。

 

後日談

実は借りるときからフロントフォークに不具合をかかえていた。

フルボトムではなく逆に伸びきったときに勢いがいいと、

ガン!と金属同士がヒットしたような衝撃が。

伸び側のダンパーも効いていないようだ。

持ち主は気にせず乗っちゃえ!という感じだったけど、

借りてるほうとしては気が気でない。

 

でもフォークのオーバーホールは安くないし、

症状が改善できるかわからない。

そんなものに賭けるのは気が引ける。

持ち主が直す気満々ならレンタル料として折半で!とか言えたんだけど。

 

で、ヤフオクを覗いてみたら、年式は違う2004年式だけど

互換性がありそうなフォークが出ていたのでゲット。

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なお、04と06の違いとしては、06からインナーチューブの材質が

アルミに変更されており、重量としてはフォーク左右で1㎏軽量化されている。

 

ほんまかいな、と計ってみたら見事に1㎏差。おみごと。

↓06モデル 5kg

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↓04モデル 6㎏

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ただし、アウターの型番は共通で、インナーのクランプ部直径もφ40mmで共通。

なので重量を気にしなければポンで付け替え可能であった。

 

なんてったって買ってから違いに気づいたので

ソワソワして仕方なかったので到着したその日に夜だけど

交換を強行してしまった。

 

さすが無駄のないマシンだけあって、

何もついてないからフォーク外すのも簡単。

30分もかからずに交換できてしまった。

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結果、問題の症状も改善し気持ちよく乗れるようになった。

フロント回りが1㎏も重くなっているはずだが、

自分のような素人にはまったく気にならず。

 

これでバリバリ練習できるってもんで。

 

おわりに

今回は薄っぺらい内容になってしまったが、

次回、ど素人がトラ車に乗ってみてわかったことを

乗ったことない人にも共感してもらえるように

お伝えできるようにしたいと思う。

そのために猿ヶ島にでも遊びに行ってこようかと。