Beta RR2T にP-TECHアンダーガード取付
はじめに
オフ車の定番ガード
アンダーガードと、チャンバーガード。
前者は純正でも装着されている。
樹脂製だがバイクの底面を守るには十分な強度を持つ。
後者は基本的にはつかない。
(KTMのSIXDAYSなどの豪華仕様だと標準装備している場合もある)
なので、カーボン製のガードを
膨張室に後付けすることが多い。
今回は、前から興味を持っていたのだが、
上記二つのガードを一つまとめたようなものを取り付けたので
その模様をお伝えする。
購入は”ちゃねスポーツ”さんで
今回購入したガードは
P-Techというメーカーのものだのだが、
国内だとちゃねスポーツさんで取り扱いがあったので
そこから取り寄せた。
アンダーガード+チャンバーガードなら28000円、
さらにリンクガード(樹脂)もつけると32000円。
※たしかRR2Tは2019と、2020はフレーム形状が変更されているので
互換性がない。以前は2020用も通販ページに
記載されていたような気がするのだが、
見当たらない・・・(2020年5月)
元旦に届いた!
年末納車だったのだが、そのときオプションパーツの発注をした。
急いではいなかったのでのんびり待つつもりだったのだが、
2020年元旦の朝、ボケェっと爆笑ヒットパレードを見てたら
ヤマト便で届いた。
クロネコヤマトの皆様、元旦まで配送に回って大変・・・
なんか申し訳ない気持ちになった。
と、冒頭から引っ張ってしまったが、
↓が例のブツ
ワイルドだるぉ~?
でも重そうだるぉ~・・・?(・ω・;
3キロもあるんだぜぇ~?(´ཀ`;
バイクメーカーが毎年頑張って
軽量化してるのにこんなもんつけていいもんか?
と考えさせられるが、
壊さないようにするため仕方ないのだ・・・と言い聞かせる。
このガードの特徴はズバリ見たままだが、
アンダーガードにチャンバーガードがついている点。
前述のチャンバーに巻き付けるタイプのものは
パイプの凹みを防ぐ効果はあるものの、
歪みを防ぐ効果はない。
一方でこのガードはチャンバーからは
独立しているのでガードに外力が加わっても
チャンバーには応力は加わらない。
(チャンバーに接触するほど歪んだら話は別だが)
前車のKTMはカーボンガードを使用していたのだが、
盛大にチャンバーが歪んでしまい、
ラジエーターを突き破らんばかりになってしまった。
その都度修正をするのだが、
これが結構大変だったので、
だったら最初から歪みにくいガードにしてみたい
っつーことで今回はこれを選んだ。
取付 (失敗編)
最初、リンクガードがかなり巻き上がってて
どうやって取り付けていいもんか悩んでしまった。
で、何を考えたかチャンバーを外してみたの図。
チャンバーを外側から守るためのガードなのに、
チャンバーを外してどうすんねん、と。
取付(成功編)
一人で作業していたが恥ずかしくて
誰かに見られていないか辺りを見回してしまった。
これが取付の図。
固定は前方に関してはここにU字のブロックを置いてガードをネジで固定する。
少々このブロックがズレないように抑えながら
ガードの位置を合わせてネジを締めるのは難しいかもしれない。
後方側は純正のアンダーガードを固定していた穴を使用する。
俺を惑わせたリンクガードはこんな感じ。
リンクガードはバックするときに岩とかに引っかかるような
形状では都合が悪いのでできるだけリンクに沿って最後は
先端が丸まるような形状であることが理想的。
そのため今回のガードもリンクガードの樹脂が
思いのほか丸まっていたのだ。
フィッティングしてもリンクガードが
スゲーリンクにあたって取付できるような気がしなかったので
血迷ってチャンバーを外しちゃったってワケ。言い訳にもならないが。
底面1。リンクガードも結構頑丈にリベット打ちしている。
底面2。ここに三角パッチが溶接されているのは、
強度のためだけではなく、
丸太を越えるときにここに木がハマってしまわないように
考慮してのことらしい。
ま、腹なんか擦らない人にはどうでもいい話なんだろうけど、
自分のような下手クソは目測を誤って
フロントアップしたのに腹が丸太の上に直撃することも
あるため嬉しい気づかいだ。
クリアランス(膨張室側)
かなり攻めてる。ってかちょっと乗ったら
当たるだろう。(数日後、実際に当たってた)
クリアランス(根元側)
こちらも同じ。
ちょっと引きで見てみるとこんな感じ。
最後はこのバンドで締めるらしい。
(これ本当に必要??)
こんなバンドで何か変わるのか知らんけど、
ついてたから一応付けた。
おわりに
板厚も5mmくらいあるし、
箱型になっているので剛性も高い。
おかげで今のところチャンバーの凹み、歪みはないので
目的は達成されている。
ちなみに少々お高いような気もするが、
アンダーガードとチャンバーガードを別々に買うと、
35000円~40000円くらいすると思うので
それに比べればこちらは32000円くらいで済むので
トータルで考えれば決して高くはないと思う。
ただ、重いという点だけがデメリットだろう。
アルミ製のアンダーガードでも1㎏くらいだと思うので、
それよりも2㎏も重い。
純正の樹脂ガードと比較するとまんま3kg重くなっているので
そこは諦めが必要。
という感じ。