Beta RR2T スピードメータセンサーが壊れたので修復
はじめに
乗り始めて3回目で、まだ慣らし中の出来事だったが、
スピードメータの速度表示がチラつきはじめた。
慣らしで流してるだけなのに、
0、40、150(!)、0みたいな感じで。
やがてスピードメータが速度を表示しなくなった。
同じ症状に遭遇する人もいるかもしれないので、
その解析と修復についてまとめてみた。
センサー部を確認
メーターをぶつけて壊したとかでなければ
センサーのほうが怪しいんだろうなーと
フロントブレーキキャリパー部のセンサーを
見てみる。
この時点でちょっとだけおかしい・・・
センサーのゴムキャップ?的なものが
やけにフォークボトムブラケットに食い込んでる・・・
キャリパー外してみたら
あら嫌だ!ゴムキャップがパックリ割れちゃってるわ!
で、ゴムキャップをいじくってたら
スポットセンサーの臓物が出てきた。
この時点で目を疑う。
配線をはんだ付けしたものが
筒状のネジの中に無造作に突っ込んであり、
シールはゴムキャップのみ?
雑だねぇ(´∀` )アハハ
でも、なんで反応しないんだろうなーと
もうちょいと触ってたら、
ポロッとガラスの破片が落ちてきてセンサー部の電極が
出てきてしまった。
(わかるかな。左端のガラスが欠けてるのが)
なるほど。
センサーが壊れてたわけか。
3回しか乗ってないし、慣らししかしてないのに。
メーカーの方針
販売店に一応連絡してみた。
そしたら、やっぱりよく壊れるらしく、国産で代替え品がないか
模索中とのこと。
それとインポーターも走行前の故障は保証、走行後は保証対象外とのこと。
Twitterとかで情報収集してみると同じように壊れたという人も。
純正買うと配線~メーター側のコネクタまで含まれるから
高いだろうしな、どうしたものかな~
センサーの調査
2線式のマグネットセンサーってなんだ?って
ネットを徘徊していたら、
リードスイッチという名前でまんまの姿のものが出てきた。
こんなものの存在は知らんかったけど、
ようするにガラス管の中に浮いた電極が入っていて、
磁力で電極が吸い寄せられると導通する、
という仕組みらしい。
そうとわかればセンサーの外寸を調べて
秋月と千石を検索したらヒット。
MKA-10110。
5個入りで200円。
これであと5回は壊せる(笑)
センサーの付け替え
センサーが届いたら、幸いにして
モールドもなにもされていないセンサー部の
ハンダを外して新しいセンサーを付けるだけ。
なお、これまた知らなかったのだが、
↓の画像でいうところの上からか下からの磁力を
検知しそうなものだが、そうではなく左か右からの
磁力に対する反応が最も良いらしい。
(もちろん横から磁石を近づけても反応するが
かなり近づけないと反応しない)
それと磁石の極性に合わせてセンサーの向きも
考えなければならなそうなので、
ローター側のマグネットの極性とセンサーの
向きを調べて反応がいいほうで組み付けるように気を付ける。
おわりに
センサーを交換して無事に
スピードメータは復活したのだが、
ゴムキャップがパックリしたままなので
すぐに壊れると思う。
数か月ぶりにゴムキャップを見てみたら、
ひび割れではなく、完全に真っ二つになってた(笑)
ダメだコリャ!
ちょっとキャップの代わりになるものを考える必要があるね。
ただ、走るにあたって障害にはならないので後回しに・・・
っていう感じ。