Beta RR2T サブチャンバースペーサの面だし
はじめに
Beta RR2T 定番のサブチャンバースペーサ追加チューン。
しかし、自分らが買ったスペーサは酷い反りが発生していて
排気漏れしまくりだった。
今回は反りを補正したよ、というお話。
加工の準備
このスペーサ、面を削るには見てのとおり
掴みどころのない形状をしている。
このままバイスに挟んで削れれば簡単なんだけど、
固定方法から考えなければならない。
固定の取っ掛かりを作らなければなんだけど、
鋳物の湯口(溶かした金属を流し込むための注ぎ口)らしき
無用な島がある。(↓赤丸部分)
そこにM3のタップを立てて、
板に裏側から止めればバイスに固定できる。
我ながら名案だ。
いざ、加工
固定ができてしまえばどうってことない加工内容。
サラッと表面をさらう。
という割には1mmくらい削らないと面が出なかったので
サラッとと言えるような量ではないが・・・
加工前(上)と加工後(下)
加工前を見ると、
もともとガスケットを潰すための凸形状ノッチが
外周部についているのがわかる。
要するにこの面がある程度歪むことを
最初から想定しているわけだ。
ただ、今回のはその許容量を超えてしまっていたというわけか。
イタリアンの品質管理w
当然なのだが、加工後は隙間なくピッタリ。
これで排気漏れが収まれば気持ちイイね。
走行テスト
さっそく取り付けて1日走ってみた。
あいにくの天気だったのでドロドロだが・・・
加工前がこんな感じだった。
どうやら排気漏れ、収まったっぽい。
おわりに
ようやくサブチャンバーの排気漏れが止まった。
シリンダーがオイルでベタベタだと
整備不良っぽいから嫌だったのが、これでスッキリした。
しかし気になるのは他に同じ話を聞かないこと。
そんな確率でダメな4枚もダメな奴を引くかね。
意外とみんなどうしようもなくてそのまま使ってたりして?
いずれにしても、こちらは治具を作ってしまったので
同じ内容の加工は簡単にできる。
困っている人が居たら助けたいところだ。
という感じ。