おさだ精密工業

おさだ精密工業

自作、自作、自作、バイク、ときどき家族ネタ

Beta RR2T サブチャンバースペーサの面だし

はじめに

Beta RR2T 定番のサブチャンバースペーサ追加チューン。

しかし、自分らが買ったスペーサは酷い反りが発生していて

排気漏れしまくりだった。

f:id:Osada-Komuten:20200725070704j:plain

osada-komuten.hatenablog.jp

今回は反りを補正したよ、というお話。

 

加工の準備

このスペーサ、面を削るには見てのとおり

掴みどころのない形状をしている。

このままバイスに挟んで削れれば簡単なんだけど、

固定方法から考えなければならない。

f:id:Osada-Komuten:20200725074202j:plain

固定の取っ掛かりを作らなければなんだけど、

鋳物の湯口(溶かした金属を流し込むための注ぎ口)らしき

無用な島がある。(↓赤丸部分)

f:id:Osada-Komuten:20200725074633j:plain

そこにM3のタップを立てて、

板に裏側から止めればバイスに固定できる。

我ながら名案だ。

f:id:Osada-Komuten:20200725075043j:plain

 

いざ、加工

固定ができてしまえばどうってことない加工内容。

サラッと表面をさらう。

という割には1mmくらい削らないと面が出なかったので

サラッとと言えるような量ではないが・・・

f:id:Osada-Komuten:20200725075532j:plain

加工前(上)と加工後(下)

加工前を見ると、

もともとガスケットを潰すための凸形状ノッチが

外周部についているのがわかる。

要するにこの面がある程度歪むことを

最初から想定しているわけだ。

ただ、今回のはその許容量を超えてしまっていたというわけか。

イタリアンの品質管理w

f:id:Osada-Komuten:20200725075604j:plain

当然なのだが、加工後は隙間なくピッタリ。

これで排気漏れが収まれば気持ちイイね。

f:id:Osada-Komuten:20200725080107j:plain

 

走行テスト

さっそく取り付けて1日走ってみた。f:id:Osada-Komuten:20200725080319j:plain

あいにくの天気だったのでドロドロだが・・・

f:id:Osada-Komuten:20200725080305j:plain

加工前がこんな感じだった。

f:id:Osada-Komuten:20200503143901j:plain

どうやら排気漏れ、収まったっぽい。

おわりに

ようやくサブチャンバーの排気漏れが止まった。

シリンダーがオイルでベタベタだと

整備不良っぽいから嫌だったのが、これでスッキリした。

しかし気になるのは他に同じ話を聞かないこと。

そんな確率でダメな4枚もダメな奴を引くかね。

意外とみんなどうしようもなくてそのまま使ってたりして?

いずれにしても、こちらは治具を作ってしまったので

同じ内容の加工は簡単にできる。

困っている人が居たら助けたいところだ。

 

という感じ。