おさだ精密工業

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Beta RR2T(MY2020)用グラブバー製作

はじめに

自分のような下手クソは

イゴイゴしてもしきれなくて、

車体を腕力で動かすシチュエーションが多発する。

このような時にリア回りを持ちやすくする

アイテムがあると車体を動かしやすい。

前車のKTMに乗っていたころは、パワーパーツの

グラブバーとスタックベルトを取付ていた。

グラブバーはサイレンサー部分に取り付けるタイプ、

スタックベルトはシートの最後部に取り付けるタイプ。

 

Beta用のパーツはどちらも見かけないので

しばらくは無しで走っていたが、

マディのとき車体を動かすのに難儀した。

 

なので今回は、KTMのグラブバーをイメージして

Beta用(MY2020に限る)のグラブバーを製作したお話。

 

Betaは車体を動かすことを考慮している?

一応している。リアフェンダーの付け根あたりに

「ここを持ちなはれ」と書いていて、

裏側の樹脂モールも指にフィットする形状になっている。

晴れている日はこれでもいい。

しかし、マディで手がドロドロになると、

この樹脂モールが絶望的に掴みにくい。

ツルツル滑って全然力が入らないのだ。

一度、マディのときに乗って困ったことになって、

「絶対グラブバーを作ってやる!」と決意した。

(すでに写真にグラブバーが写っているが・・・)

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製作

というほどのものではない。

スペーサーのカラーを作って、

板に穴を空けただけ。

ネジはM6の60mmと65mmを作ったが、

65mmとなるとホームセンターではなかなか見かけないかもしれない。

単価が高くなるが通販で手にいれるのも致し方なしか。

 

穴間のピッチは119mmだったと思う。

カラーの高さは25mmだったかな。

片方細くなっているのは外装の穴を通すため。

下の取り付けの図を見ればどういうことかわかると思う。

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手で掴むものなので角が立っていると痛い。

なのでできるだけ面を取ってあげた。

ついでに磨いたがこれは余計だったかも。

(致命的ではないが滑りやすい気がする)

後でブラストをかけてやろうと思う。

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色塗り

(2020/09/12 更新)

最終的には色を塗った。

アルマイトしたいところだけど、

こんな小物をアルマイトに出すのもバカバカしいので・・・

 

でも、ただの塗装ではなくGunKoteをしてみた。

 

GunKoteとは・・・・

まぁ焼き付け塗装の一種みたい。

耐油性も高いし割と頑丈と塗膜が頑丈なのでスプレー塗装よりは

長持ちするでしょう、ということで知人宅で塗ってもらった次第。

オフロードで使うとどうなるか?というのも気になったし。

GUN-KOTE 【ガンコート】 :: エンジン塗装の決定版! :: エンジン・キャリパー・ラジエーター・オイルクーラー・ヘッドカバー等の塗装に . . .

 

焼き付け塗装なので、塗った後はオーブンで焼く。

指定温度は170℃。

全部やってもらったので詳しいことはわからないw

 

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で、焼きあがったのがこちら。艶消しにもなったし満足。

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取付

スペーサの高さ25mmだと外装とグラブバーの間に

指が入るかどうかギリギリ。

できるだけ出っ張らせたくないので狙ってそうしたのだが、

実際に取り付けてみるまで本当に指が入るかわかないくらいギリギリだ。

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いざ取り付けてみると狙った通り、

自分の指でギリギリ入るくらい。

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 出っ張りもサイレンサーと同じくらいに抑えられた。

まったく邪魔にならないか?と言われると、

ステップに足を載せてる限り邪魔にはならない。

右足で地面を蹴ったりすると、たまにバーがモモ裏をかすめることがある。

KTMのときはもっと張り出していたので

ステップに足を載せていても身体を引くとモモ裏に擦っていたので

それよりはマシになった。

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実際の使い心地は?というと、

今までに比較すると桁違いに車体を動かしやすくなった。

ちなみに自分はシートのところのスタックベルトで

車体を動かすのは苦手だ。

位置が高すぎて力が入らない。

サイレンサー部分だと引っ張りあげるのにちょうど良い高さなので

満足している。

なお、私の身長は180㎝なので身長によっては、グラブバーがこの高さでも

扱い辛いのかもしれない。

 

色を塗った状態はこちら。

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当然だけど、黒いほうがしまった感じになる。

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おわりに

今回は車体の取り回し改善のネタ。

マシンが使いやすくなると乗るのが楽しくなる。

今回は車体を動かしやすくなったので

コンディションが悪いときでも乗るのに物怖じしなくなった。

良き良き。

 

という感じで。