おさだ精密工業

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Beta RR2T MY2020にKTMリアホイール流用(後編)

はじめに

前編にてKTMホイール流用の段取りをした。

osada-komuten.hatenablog.jp

カラーの寸法がわかったので

正式なカラーを製作して

履けるようにしたよというお話。

 

カラーの製作

もともとKTMホイールにカラーは

付属していた。

スプロケ側はKTM用がそのまま使えるのだが

シールとのアタリ面が

削れて段付きを起こしていた。

せっかくなので左右ともに新しく作ることにした。

 

で、ちょこっとだけ見た目もおしゃれ?にして

こんな感じ。

 

シャフトの件は別の記事で触れる。

 

せっかくキレイに作ったので

アルマイトもかけてやった。

普通のアルマイトだとやっぱり

シールとのアタリ面は削れてしまうので

できればハードアルマイトかけたいところだが

贅沢も言ってられない。

 

ベアリングとシール打ち込み

カラーもできて手筈は整ったので

ベアリングとシールも交換した。

 

ブッシングドライバも自分で作った。

使用済みベアリングを当てがって

叩き込む人もいるが

私は絶対に圧入しすぎるので無理だ。

 

ちなみにベアリングの打ち込み量には

諸説あるが私は片側のベアリングを回すと

ギリギリディスタンスカラーと逆側の

ベアリングが回るくらいで止める。

つまりスラスト方向に与圧をできるだけ

かけないように。

これに対してアクスルシャフトを

締めこむとベアリングのインナーリングが

締めこまれて内側に入るので

そのときにアウターリングとインナーリングの

スラスト方向の中心が揃うように

若干打ち込み気味にするべきだという流派も。

そんな難しい調整はできないので私は

前者の方式にしている。

 

ブッシングドライバがあれば

ベアリングの圧入は簡単だ。

 

ところで外車のベアリング圧入の

嵌め合いって国産と比べると緩め?

国産のホイールなんてぶっ壊れるんじゃないか

ってくらい叩き込まないと入っていかないのにね。

 

 

リムカラーも変更

黒外装に銀リムは絶望的に

ダサいことがわかっているので

こちらのホイールも

S3のリムデカールで赤くする。

 

 

重量は?

もともとはKDXホイールを使っていた。

しかもDRCの鉄チンスプロケ

ブレーキローターを10mm外側に

オフセットするアルミのゲタを履かせて。

 

KTMのはレーサだし

スプロケもアルミだし、

ローターオフセットなんてしてないし

さぞ軽いのだろうとワクワクしながら

計ったら・・・

 

KTMホイール。

昭和レトロな体重計によると約6㎏

 

KDXホイール

約6㎏

 

かわらないじゃん・・・

こんなんならKDXホイールのスプロケ

アルミにしたほうが軽そうだぞ。

スプロケ単体の重量を

それぞれ計ってないのが

悔やまれるが

両者の違いは歴然。

アルミのスプロケなんて

持った気がしないくらいだ。

 

なんか残念。

 

おわりに

ということで

ちったぁ軽くなることを

内心期待して作った

KTMホイールだが

全然変わらないことがわかった。

まぁスペアホイールは欲しかったので

無駄ではないのだが

思ってたのと違ってガックリ。

 

今後は雨の日用に角のあるタイヤの

温存を片方のホイールで。

晴れの日はちょっと丸まったタイヤを

履かせたホイールで、

という運用で行こうと思う。

 

装着画像はまた後日・・・