ガラスエッチングでネーム入りコップの制作
はじめに
どうも。ご無沙汰。
唐突だけどガラスエッチングで
子供のネーム入りグラスを制作したので
その模様をお伝えしようかと。
いえ、他に何もやってないかというと
そんなことはないんだけど。
ただ、このネタは手軽だったので
前回の投稿から時間も空いちゃったし
ちょっとKeep alive的に、
「まだ生きてんねんで、死んでないで」
というアピールのため投稿。
ガラスエッチングとな?
エッチングというと、「化学的な?薬品に漬けて溶かす的な?」
と想像する人が多いのではないかと思う。
実際私もそうだった。
ただ、ガラスのエッチングというと、
サンドブラストで模様を彫り込むことを言うようで。
【いきなり完成の図】
ウチは3人娘なのである。母、娘1、娘2、娘3の女4人 v.s. 男1人。
超劣勢(笑)
いつものごとく最初に完成図を載せるが、
こんな感じ。掘りたいところ以外をマスキングしてあとはブラストで
ジャーとするだけ。
設備がないとできないけど、あれば簡単にできる
微妙なネタ。
でも子供たちは喜ぶよ。
マスクの制作
ということでまずはマスクを準備するところから。
ウチはカッティングマシンを持ってるので
それで文字を抜くけど、別にデザインナイフで
切文字したっていい。
ちなみに子供たちに
「ハートと星どっちが好き?」
って聞いたら即答で「星!」と答えたので
星も抜いてみる。
ただ、ごめんよ、娘たち。
パパ、手先は器用だけど絵心はないので
なんかカワイクないんだ。
で、ウィーン、ウィーンと文字を抜いていく。
ウチのマシンはCAMEOシルエットだけど、
こいつのいいところは↓の写真にもあるけど台紙に
シール材を貼れること。
シール材を直接ロードする機種だと、
定型幅のシートを流さないといけないけど、
台紙があれば写真のように切れ端を再利用できるので
とってもエコ。
で、抜きが完了したんだけど、
白いシートを使ってしまったので写真映えしない。
なぜ黒いシートを使わなかったのかと後悔(笑)
いざ、エッチング!
マスクができたらコップにペタペタして
余計なところをマスキングテープで隠す。
なお、今回使ったコップは厚みが3mm近くある
ちょっと厚手のもの。
ブラストすると思いのほか掘れて、
0.1mm~0.2mmくらいはすぐ無くなってしまう。
薄いコップを使うと著しく強度が低下するかも
しれないので注意。
で、ウチのブラスト環境がこれ。
手作りのペットボトルブラスター(笑)
なお、圧は0.1MPaで十分。
ノズルもガラスエッチング向けの内径1mmくらいの
細いやつのほうがいい。
というか、細いやつじゃないと0.1MPaだと
まともにメディアが吐出できないと思う。
ノズルさえ手に入れば小さいコンプレッサーでも全然大丈夫。
強すぎるとマスクごと剥ぎ取ってしまうので
注意されたし。
あとは箱の中でブシャーっ!とブラスト
メディアはガラスビーズの#80を使用した。
ムラができたりするのでこまめに箱から出して進行状況を
確認しながら作業したほうがよい。
できあがり
ちょっと浅かったかな。
もう少し深くすると立体感が出ていいんだけど。
強度とのトレードオフになるので難しい。
場数を踏んで感覚を掴まないと。
でも、そんなに頻繁に作るもんじゃないしなー。
まとめ
とても「みんなも簡単だからやってみて!」と言える作業ではないので、
詳細については触れなかったが、
やってみたいぜ!って人は
・コンプレッサー : 安いので2~4万円のあいだくらい?
・ブラストボックス: 衣装棺1000円くらい
・ペットボトルブラスト: 1万円くらい??余り物で済ませたので不明・・・
・メディア: ヤフオクで4㎏ 1000円ちょっとくらい?
これくらい費用が・・・
これでもやってみたい??
ということで。