おさだ精密工業

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Beta RR2T MY2020のフロントフェンダーをデコってみた

はじめに

買ったとから気になってたんだけど、

フロントフェンダーが白一色でパッとしない。

なんでデカールがないんだと。

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近いうちに外装かえてデカールも社外のを買おうと

考えていたので、それまでの一時凌ぎ的に

カッティングシートでフロントフェンダーをデコってみた。

 

型どり

まずは型を取らないと始まらないので、

デコりたい部分の型を取る。

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型をとったらスキャンしてパスを抽出。

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それを紙に印刷して補正して・・・を満足するまで繰り返し。

カッティング

デザインは語るほどのものではないので、

適当に色を決めて、それに合わせたカッティングシートを切り出すだけ。

カッティングシートではできるデザインにも限りがあるので、

パーツをいくつかに分けて色を変えるくらいのものだ。

今回は純正デカールに合わせて黒と赤を使うことにした。

 

パスの補正が終わればあとはどうってことない。

カッティングマシンでウィンウィン切り出すだけ。

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貼りつけ

印刷したデカールと違ってカッティングシートで

柄をつけるためにはシートを分ける必要がある。

そのため、レイヤーに分けて順番に重ね合わせていくことになる。

 

形が球面で複雑なのでカッティングシートとは言え

貼るのに苦労する。

霧吹きの水に食器用洗剤を1滴か2滴垂らしたもので

水貼りする。

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おわりに

ちょっと根元部分の黒の入れ方がイマイチだった。

シュラウド部分の黒と赤の流れを意識して

フェードインするようにしたほうがよかったか。

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とは言え、何も貼っていない状態とは雲泥の差で

控え目に言ってもカッコよくなった。

とても良い。

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外装変えるにしても何色にしようかな。

黄色にしたいけど、なかなか出てこない。

黒が出たので黒にしてみようかと心変わり中。

 

という感じ。

 

Beta RR2T スピードメータセンサーが壊れたので修復

はじめに

乗り始めて3回目で、まだ慣らし中の出来事だったが、

スピードメータの速度表示がチラつきはじめた。

慣らしで流してるだけなのに、

0、40、150(!)、0みたいな感じで。

やがてスピードメータが速度を表示しなくなった。

 

同じ症状に遭遇する人もいるかもしれないので、

その解析と修復についてまとめてみた。

 

センサー部を確認

メーターをぶつけて壊したとかでなければ

センサーのほうが怪しいんだろうなーと

フロントブレーキキャリパー部のセンサーを

見てみる。

 

この時点でちょっとだけおかしい・・・

センサーのゴムキャップ?的なものが

やけにフォークボトムブラケットに食い込んでる・・・

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キャリパー外してみたら

あら嫌だ!ゴムキャップがパックリ割れちゃってるわ!

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で、ゴムキャップをいじくってたら

スポットセンサーの臓物が出てきた。

この時点で目を疑う。

配線をはんだ付けしたものが

筒状のネジの中に無造作に突っ込んであり、

シールはゴムキャップのみ?

雑だねぇ(´∀` )アハハ

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でも、なんで反応しないんだろうなーと

もうちょいと触ってたら、

ポロッとガラスの破片が落ちてきてセンサー部の電極が

出てきてしまった。

(わかるかな。左端のガラスが欠けてるのが)

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なるほど。

センサーが壊れてたわけか。

3回しか乗ってないし、慣らししかしてないのに。

 

メーカーの方針

売店に一応連絡してみた。

そしたら、やっぱりよく壊れるらしく、国産で代替え品がないか

模索中とのこと。

それとインポーターも走行前の故障は保証、走行後は保証対象外とのこと。

Twitterとかで情報収集してみると同じように壊れたという人も。

純正買うと配線~メーター側のコネクタまで含まれるから

高いだろうしな、どうしたものかな~

 

センサーの調査

2線式のマグネットセンサーってなんだ?って

ネットを徘徊していたら、

リードスイッチという名前でまんまの姿のものが出てきた。

こんなものの存在は知らんかったけど、

ようするにガラス管の中に浮いた電極が入っていて、

磁力で電極が吸い寄せられると導通する、

という仕組みらしい。

 

そうとわかればセンサーの外寸を調べて

秋月と千石を検索したらヒット。

MKA-10110。

5個入りで200円。

これであと5回は壊せる(笑)

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センサーの付け替え

センサーが届いたら、幸いにして

モールドもなにもされていないセンサー部の

ハンダを外して新しいセンサーを付けるだけ。

 

なお、これまた知らなかったのだが、

↓の画像でいうところの上からか下からの磁力を

検知しそうなものだが、そうではなく左か右からの

磁力に対する反応が最も良いらしい。

(もちろん横から磁石を近づけても反応するが

 かなり近づけないと反応しない)

 

それと磁石の極性に合わせてセンサーの向きも

考えなければならなそうなので、

ローター側のマグネットの極性とセンサーの

向きを調べて反応がいいほうで組み付けるように気を付ける。f:id:Osada-Komuten:20200503161449j:plain

 

おわりに

センサーを交換して無事に

スピードメータは復活したのだが、

ゴムキャップがパックリしたままなので

すぐに壊れると思う。

 

数か月ぶりにゴムキャップを見てみたら、

ひび割れではなく、完全に真っ二つになってた(笑)

ダメだコリャ!

ちょっとキャップの代わりになるものを考える必要があるね。

 

ただ、走るにあたって障害にはならないので後回しに・・・

 

っていう感じ。

 

 

Beta RR2T リアブレーキの調整&リターンスプリング改善

はじめに

Beta RR2Tはどういうわけか驚くほど

リアブレーキのペダルが低い。

下りなどで立って身体を引いてしまうと

ブレーキに足が届かないくらい。

しかも調整機構はあるものの範囲が限定的で

満足な位置に持ってこれない。

 

今回は一部社外パーツを使用して

調整範囲を変更しつつリターンスプリングが

作用しなくなってしまったのでその対策をした。

 

調整範囲の改善

通常、リアブレーキはペダルアームと

マスターシリンダーのリンク部がネジになっており

高さを調整できるようになっている。Betaも同じ。

このリンク部の部品を変更して調整範囲を改善する。

 

国内だとBeta用は流通していないらしい。

王者ロッシ選手は他車種用を流用していた。

 

自分は中華部品を見つけたので試してみた。

中華のほうがBeta用が売っているのが皮肉である。

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これで調整範囲が広がるのでペダルがいい位置まで持ってこれる。

するとどうだろう。今度はリターンスプリングが遊んで

しまったではないか。

これのおかげで初期の踏んだ感触がわからず

ちょっと操作しづらい。

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リターンスプリングの変更

純正のバネではどうしようもないので

代替えの短いバネを探していたところ

昔いじっていたスクータ用の

クラッチスプリングを見つけた。

10mmくらい短いし、線径も適度で

曲げ方向のみ純正と異なるがそれは問題とはならないだろう。

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取り付けるとこんな感じ

上の画像と比較してもらうとわかると思うが、

ジャストフィットだ。

惜しいのはもともと濡れるところで使うものではないので

表面処理されていないため、

洗車後ちゃんと処置しておかないとサビるってところ。

それ以外は、適度なテンションでペダルの

感触がブーツ越しでもわかりやすくなったので満足。

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なおスクーターのクラッチスプリングはチューニングパーツなので

長さ、強さ、各種あるのでいろいろ試すことができる。

ま、一発でいいのを見つけてしまったのでその必要もないが。

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おわりに

以上の対応をもって、

リアブレーキの感触はだいぶ改善されたが

それでもまだ一つだけ不満がある。

ペダルの遊びが大きいのだ。

これはマスターの性能ではなく、

リンク部の遊びになる。

ペダルを踏むと、アームが回転運動するが、

この円運動をリンク部でブレーキマスターに伝えるときに

直動に変わる。

リンクが1軸なので完全に遊びをゼロにはできないが、

もう少し追い込みたい。

具体的にはピンをもう少し太いものを制作して

遊びを小さくするのだ。

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なぜ遊びを無くしたいかというと、

この遊びのせいで、

座った状態でステップに足を載せたままギリギリブレーキを踏める

高さに調整すると、スタンディングで身体を引いたときに

ブレーキに足が微妙に届かなくなり激下りのときに

死ぬほど怖い思いをする。

 

スタンディングでちょうどよい高さにすると、

シッティングのときにステップから足をあげないと

ブレーキが踏めないし、逆にリリースするときも一回足を

持ち上げないといけないので、

コーナーリングのときに操作性が悪い。

 

この問題を解決すべく

遊びの改善に着手したい。

 

という感じ。