おさだ精密工業

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自作、自作、自作、バイク、ときどき家族ネタ

猿ヶ島でトライアルの地味練をしてきた

はじめに

とある縁でトライアル車を借りている。

前回はいきなり白井に投入されて

息も絶え絶えになった。

osada-komuten.hatenablog.jp

 

今回はもう少し基礎的な練習をしよう、っちゅーことで

猿ヶ島に行ってきたお話。

 

 

その前に

猿ヶ島の画像・映像もネタが少ないので

基礎練つながりで自宅での練習風景も。

 

トライアルの基礎中の基礎といえば、

まずはスタンディング(スタンディングスティルというのが正式名称?)

ようするに両足を地面から話してバイクのタイヤのみで

立ったまま静止する技。

足をついてはいけない競技なだけにここからすべてがはじまる。

 

その次がターン。

とにかく8の字をかけ!というもの。

ハンドルを一杯まできって(フルロック)、∞の文字をなぞるもの。

 

スタンディングは正直難しいので8の字の練習をしているのが↑の動画。

 

トライアル車はハンドルの切れ角が通常のバイクに比べて

とても大きくフロントタイヤが真横近くまで向く。

なので通常のオフロード車感覚でターンしても

フルロックできない。

というところから始まり、徐々に舵角を増やしていきバランスを

取る練習。

 

さらに速度をできる限り落としていき、

時々停止したりするとスタンディングの練習にもなる。

 

・車体が軽い

舵角が大きい

ことに起因しているのだと思うが、

イン側のステップ荷重を意識しないと

全然曲がらない。アンダーステアみたいな感じ。

ハンドル切るだけで荷重をかけていない状態だと、

フロントタイヤの向きを無視してリアタイヤ

まっすぐ車体を押し出してしまうのだ。

コンクリートの上ならまだグリップがいいので

そこまで顕著ではないが、

路面のグリップが低いところだと本当にまっすぐ進んでいく。

 

ターン中の基本姿勢で

・車体をバンクさせる人、立たせる人

・上体を引く人、直立する人

は所説あるらしい。が、どちらが正しいのかはわからない。

 

で、8の字ターンは平地でできたら

今度は斜面でも練習したりする。

猿ヶ島でも斜面でのターンを練習したがいい画が取れなかったので

また次回にでも。

 

その、斜面でのターンとなってくると

基本姿勢から応用が必要で

上体をリーンアウトして車体をできるだけバンクさせたりしながら

バランスを取る必要が生じるので、

平地でもその練習をしたりする。

 

これ、見てるだけだとなんのこっちゃ?

という感じだが、やってみると

普段いかに無意識にハンドルに乗っているのか痛感する。

 

オフロード車に乗ると肩甲骨の周りから肩にかけて

異様に筋肉痛になるのはこのせいなんだろうと思う。

これからはステップ荷重を心掛けようと思う。

 

で、本題の猿ヶ島に

先日の台風19号の影響で

相模川沿いも漏れなくダメージを食らっており

水が引いてないかな?と思ったけど

先発の調査隊の報告によると

ちょいちょい遊ぶところはありそうだったので

ひょっこり顔を出してきた。

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ただ、エンデューロやモトクロス系の走るコースは水たまりが酷かったり

増水時に流れてきた流木、草、看板などが

流入しており今年中の復旧は難しいか?というほどの被害状況。

 

今回は基礎練しにきたので、

私は堤防に移動。

オン/オフ問わずYouTuberも使ってる場所。

 

今日のお題「ステアケース」

やっぱりトライアルを見てると

背の高いステアケースをダイナミックにクリアしているのが

カッコいいので、できるようになりたい!

というのと、

ハード系のエンデューロにも応用できると思うので

「障害物を乗り越えるテクニック」という

名目で基礎もそこそこに練習してみた次第。

仲間のトライアル経験者(元IB)に教えを乞いながら

「ステアケース初級編」(笑)

 

 

トライアルのテクニックとして1度吹かしや2度吹かしがあるが、

これはまずはウィリーで突っ込んでリアタイヤを当ててクリアする、

これまた基礎的な動作。

 

・バイクの腹を当てないようにフロントを持ち上げる

・障害物に最初に当てるのはリアタイヤ

リアタイヤが当たった反動で車体の状態が水平に戻りながら

 障害物の上に乗る

 

という流れなのだが、

まず、

コンクリートのブロックに突っ込んでいくのが怖い

タイヤの高さくらいなのだけど、

目の前にするとためらってしまう。

 

そして、そんな恐怖心があるなか、

ウィリーで突っ込んでいくときの捲れる恐怖

だいたい、腹が当たらない角度って想像しただけでも

凄い角度になるのがわかっていただけると思う。

理屈的には

リアタイヤが結局ブロックにあたって

 姿勢が元に戻るから絶対に捲れない!大丈夫!」

と言われて頭では理解できるのだが、

どうしても脳裏をよぎる(笑)

 

この二つの恐怖を克服するのが大変だった。

 

だいぶマシになってからの動画をアップしているが、

最初は「それじゃぁフロントアップだよ」と言われるほど

ちょこんとフロント持ち上げて終わっちゃうので

モロにブロックの角にアンダーガードをブツけてしまう始末。

 

↑の動画でもまだスロットル戻すのが早すぎて

勢いが足りないと言われている。

本当はリアタイヤがぶち当たるまでスロットルを開け続けて、

そこからスロットル戻して抜重だよ、

ということらしい。

 

でも今はこれが限界(汗

少しずつ石橋を叩きながら、探り探り

動作を大きくしていかないととても

恐怖心を克服できなそう。

40歳を超えてから始めるようなことじゃないね(笑)

 

まとめ

トライアル車にもちょっと慣れてきたかなという感じ。

今までエンデューロ車に乗ってるだけじゃ、

絶対にチャレンジしなかったであろう領域にも

トライアル車であれば気軽にチャレンジできる。

これを続けていけば、

ハード系のエンデューロにも応用できる

技術がいろいろ身に付きそうだなぁ。

 

今は借り物だけど、

いつかトラ車も欲しいね。

 

というお話。

次回は、ゆるふわ系の草トライアル大会に出場した

模様をお伝えできると思うので

こうご期待。