Beta RR2T クラッチマスターリターンスプリング交換
はじめに
巷で有名なチューン。
クラッチマスターのリターンスプリングを柔らかいものに
交換してレバーを軽くするというもの。
RR2Tを納車して最初ビビるほどクラッチが重かった。
押し込み量を一番小さくしたりして
なんとか使えるようになったが、
それでも重い。
それを軽減するため
みんなバネを交換しているので
自分もまねっこ。
準備するもの
■スナップリングプライヤー
先端が細長いものがよい。
握ると縮まるタイプ。
なんでもいいけど、こんなんでいいんじゃないかと。
■Wiseモーターで販売されている、ブレンボクラッチマスター用の
↓のバネ
特にBeta用ではないのでブレンボのマスターを使ってるメーカーなら
どこでもどうぞ、ことらしい。お値段も良心的。
■あと、もうひとつ。
不器用な人はピストン部のダストブーツを
手配しておくこと。
これも周知の事実だが、
当該バネにアクセスするためにまずは
ダストブーツを取り外すのだが、
これが薄くて取っ掛かりがなく
乱暴に扱うとすぐに破ける。
破けるとそこから砂な泥が入って最悪の場合
ピストンが固着したりするので。
ウチは親分が、前車の16モデルと、今回の20モデルで2回交換しているが、
2回とも破いている(笑)
自分は「絶対破らない、絶対破らない・・・」と自己暗示を
かけたので成功するイメージしかなかったのでブーツは頼まなかった。
いざ分解
手順としては、
レバーを外して、
プッシュロッドを外した後、
問題のブーツを取り外す。
↓の画像はロッドまで外したところ。
成功するイメージのみで挑んだが、
2分くらいして「あ、これ破くかも」って思った(笑)
ブーツのハマり方がわからないのに、
とっかかりがまったくなく、工具を
どこに差し込めばいいのかまったく手応えがない。
なのにブーツは極薄でうっかり工具が滑って
突き刺すとたぶん簡単に穴が開く。
っつーか、もう破いてもいいやってくらい
イライラする。ブーツの中心の穴から
L字型の細い六角レンチを突っ込んだり、
外側に爪楊枝でブーツとマスターの境目を探るように
まさぐってもまったく取れる気配がない。
イライラがとまらない。
で、もういいやってあきらて爪楊枝で
ブーツの外周部分をちょっとだけ強めに
えぐったらブーツがズレてきた。
そうなるとそこをキッカケに
簡単に取れた。
ブーツが外れたらスナップリングを外して、
ピストンを引き抜いて、
バネを交換するだけ。
写真でもわかるがバネの線径が細くなっている。
30%くらい細くなっていたと思う。
おわりに
確かに軽くなっている。30%までとはいかないが。
個人的にはもう一声欲しいところだが、
納車直後の絶望的な重さに比べれば
全然乗れる状態までにはなった(笑)
あとはARCのレバーにすると軽くなるという
噂があるのでそれもいれてみようと思う。
という感じ。