おさだ精密工業

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自作、自作、自作、バイク、ときどき家族ネタ

Beta RR2Tにラジエータファンを取付

はじめに

山の中でイゴイゴすると、

走行風がほとんどあたらないため

すぐにラジエータが吹いてしまう。

特に自分のような下手クソが山に入ると

それは顕著で、こうも簡単に吹くか!というほど

あっさり吹いてしまう。

冷やしながら走れたり、水を補給しながら走れるなら

別にいいのだがレースに出たりすると

どうしても冷却水が減っていきながらも

走り続けなければならないときもある。

 

当然オーバーヒートや、最悪エンジンの焼き付きの

恐れもある。

 

そのような状況を少しでも回避すべく

ラジエータファンを取り付けた。

 

購入したもの

アマゾンなどで3000円弱くらいで売られていた

↓を買った。中華産なんだと思う。

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バイクメーカーのオプション品は目が飛び出るほど高かったり

するが、

結構、「木に衝突してファンをぶっ壊した」

とかいう話も聞くので、

壊れても気軽に交換できる中華産で十分だろうと判断した。

 

風量、どれくらい?

測定したわけではないが、

動作中の様子を見てくれれば

「お、これは仕事してくれそう」

って思ってもらえること間違いなし!

ってくらい迫力がある。

 

Twitterで動画をあげたときの模様が↓

(ちゃんと見れるかな、Twitterの動画を埋め込むと

 動きがギクシャクしてるような・・・)

 

取付位置の検討

ラジエータガードにBPDをつけているが

osada-komuten.hatenablog.jp

このガード、車体前方側のみのガードで、

後方側には何もない。故にファンを取り付ける

とっかかりが何もない。

板金構造のガードだと前後に取りまわして

ついでにファンの取付穴をあけてくれていたりするが、

それがまったくない。

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あ、ちなみにMY2020のRR2Tは左側にファンを

取り付ける設計になっている。

(タンクの逃がしが左側に入っている)

 

後ろにとっかかりがないので

前から持ってくるしかない。

外側はガードを止めている

ネジと共締めしてステーをのばす。

今回は急いでいたのでやっつけステー(笑)

2mm厚のアルミ板を切り出して曲げて穴をあけただけ。

そのうちもうちょっとしっかりしたブラケットを

作りたい。

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問題は内側。

本当に何もとっかかりがない。

仕方がないのでガードにタップを立てて

そこにやっつけステーを固定した。

なおガードに5mmのゲタを履かせないと

ラジエータが邪魔だった。

ただ、アルミにM4のタップを立てただけなので

強度的に不安だ。

そのうちこちらも対策したい。

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配線作業

温度スイッチ式(自動)とボタン式(手動)の

2流派が存在するが、私は手動派。

センサーごときに俺の冷やしたいタイミングなんて

わかるわけがない。

で手動スイッチはガラクタ箱をガサゴソ漁ったら

出てきたキルスイッチ

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サージキラー?

どうも調べても情報が出てこないのだが、

ラジエータファンにサージ対策っていらないのかな?

一応誘導性の負荷なのでダイオードを入れておいたが。

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電源は車体からとることにした。

配線図を見ると、ハーネスにファン電源用の

コネクタが用意されていることがわかるのと、

その電源はバッテリーの電力を消費しないことが

わかる。

配線図の画像が小さくて見えないと思うが、

22番がオプションコネクタ。

で、赤線が配線されている。

この赤はレギュレータからきている。

バッテリー電力との境界は36番のダイオードユニットで

切り分けられている。

バッテリーはオイルインジェクター

セルスタータにしか使われていない。

 

この年式のRR2Tはキックスタータがオプション化されており、

標準ではセルスタートのみになる。

つまりバッテリーが上がると身動き取れなくなって

しまうので重要なところだ。

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おわりに

今回はじめてラジエータファンを取り付けた。

あまり無駄にファンを動かしておきたくないところだが、

エンジンが動いているとうるさくて

ファンが回っているかわからない。

インジケータランプを取付たほうが

いいかもしれない。

 

あと、ネット上にはPCファンを使用している方も

散見されるが、風量としては

今回購入したファンのほうが大きいのでは?と思う。

私が出会ってきた8㎝~9㎝くらいのPCファンでどんなに

回転数が早くても今回購入したファンほど

狂暴な動きをしているファンを見たことがないので。

 

なお今回のファン、どれだけ耐久性があるか不明だが

一応防水仕様を謳っている。

電極回りには少々シールしようとしている努力は

感じられる。

しかし、所詮中華産なので

水を積極的にかけるようなことはやめたほうがいいだろう。

 

という感じ。