はじめに
山の中でイゴイゴすると、
走行風がほとんどあたらないため
すぐにラジエータが吹いてしまう。
特に自分のような下手クソが山に入ると
それは顕著で、こうも簡単に吹くか!というほど
あっさり吹いてしまう。
冷やしながら走れたり、水を補給しながら走れるなら
別にいいのだがレースに出たりすると
どうしても冷却水が減っていきながらも
走り続けなければならないときもある。
当然オーバーヒートや、最悪エンジンの焼き付きの
恐れもある。
そのような状況を少しでも回避すべく
ラジエータファンを取り付けた。
購入したもの
アマゾンなどで3000円弱くらいで売られていた
↓を買った。中華産なんだと思う。
バイクメーカーのオプション品は目が飛び出るほど高かったり
するが、
結構、「木に衝突してファンをぶっ壊した」
とかいう話も聞くので、
壊れても気軽に交換できる中華産で十分だろうと判断した。
風量、どれくらい?
測定したわけではないが、
動作中の様子を見てくれれば
「お、これは仕事してくれそう」
って思ってもらえること間違いなし!
ってくらい迫力がある。
Twitterで動画をあげたときの模様が↓
(ちゃんと見れるかな、Twitterの動画を埋め込むと
動きがギクシャクしてるような・・・)
Amazonで3000円くらいのラジエーターファンを買ってみた。
— おさだ@クロミX、7番 (@OsadaKomuten) 2019年12月5日
指を突っ込む気にならないくらい元気に回って戸惑っている。
ところで、お前それどこにつけんの?と。
車体の話ぜんぜん出てこないやん、と。
もうちょっと待ってろよ~… pic.twitter.com/FIePVMeyc5
取付位置の検討
ラジエータガードにBPDをつけているが
このガード、車体前方側のみのガードで、
後方側には何もない。故にファンを取り付ける
とっかかりが何もない。
板金構造のガードだと前後に取りまわして
ついでにファンの取付穴をあけてくれていたりするが、
それがまったくない。
あ、ちなみにMY2020のRR2Tは左側にファンを
取り付ける設計になっている。
(タンクの逃がしが左側に入っている)
後ろにとっかかりがないので
前から持ってくるしかない。
外側はガードを止めている
ネジと共締めしてステーをのばす。
今回は急いでいたのでやっつけステー(笑)
2mm厚のアルミ板を切り出して曲げて穴をあけただけ。
そのうちもうちょっとしっかりしたブラケットを
作りたい。
問題は内側。
本当に何もとっかかりがない。
仕方がないのでガードにタップを立てて
そこにやっつけステーを固定した。
なおガードに5mmのゲタを履かせないと
ラジエータが邪魔だった。
ただ、アルミにM4のタップを立てただけなので
強度的に不安だ。
そのうちこちらも対策したい。
配線作業
温度スイッチ式(自動)とボタン式(手動)の
2流派が存在するが、私は手動派。
センサーごときに俺の冷やしたいタイミングなんて
わかるわけがない。
で手動スイッチはガラクタ箱をガサゴソ漁ったら
出てきたキルスイッチ。
サージキラー?
どうも調べても情報が出てこないのだが、
ラジエータファンにサージ対策っていらないのかな?
一応誘導性の負荷なのでダイオードを入れておいたが。
電源は車体からとることにした。
配線図を見ると、ハーネスにファン電源用の
コネクタが用意されていることがわかるのと、
その電源はバッテリーの電力を消費しないことが
わかる。
配線図の画像が小さくて見えないと思うが、
22番がオプションコネクタ。
で、赤線が配線されている。
この赤はレギュレータからきている。
バッテリー電力との境界は36番のダイオードユニットで
切り分けられている。
バッテリーはオイルインジェクターと
セルスタータにしか使われていない。
この年式のRR2Tはキックスタータがオプション化されており、
標準ではセルスタートのみになる。
つまりバッテリーが上がると身動き取れなくなって
しまうので重要なところだ。
おわりに
今回はじめてラジエータファンを取り付けた。
あまり無駄にファンを動かしておきたくないところだが、
エンジンが動いているとうるさくて
ファンが回っているかわからない。
インジケータランプを取付たほうが
いいかもしれない。
あと、ネット上にはPCファンを使用している方も
散見されるが、風量としては
今回購入したファンのほうが大きいのでは?と思う。
私が出会ってきた8㎝~9㎝くらいのPCファンでどんなに
回転数が早くても今回購入したファンほど
狂暴な動きをしているファンを見たことがないので。
なお今回のファン、どれだけ耐久性があるか不明だが
一応防水仕様を謳っている。
電極回りには少々シールしようとしている努力は
感じられる。
しかし、所詮中華産なので
水を積極的にかけるようなことはやめたほうがいいだろう。
という感じ。