Beta RR2T サブチャンバースペーサを足して低速モリモリ
はじめに
定番チューンだが、RR2TにX-Trainerのサブチャンバースペーサーを
追加してエンジン特性を低速側に振ってみた。
サブチャンバースペーサー?
BetaのX-TrainerはRR2Tと同じエンジンを搭載しているが、
特性を変えるためにチャンバー(パイプ)そのものと、
シリンダー左側面のサブチャンバーの容積も変更している。
(その他、CDIとかも違うのかも??詳細は調べてないので不明)
そこに目をつけた人がいて、
RR2Tにこのサブチャンバースペーサを
追加すれば低速特性が強化するんじゃないかと。
通常は1枚追加するのが定番なのだが、
欲張って2枚追加してみた。
別に1枚ずつ追加してみたわけではないので、
1枚がいいのか2枚がいいのかはわからないが。
鋳型が終わっちゃってる?
購入したスペーサーを取り出してみてビックリしたのだが、
かなり反ってた。
枠の形をしているアルミの鋳物なのだが、
面が全然でていないのだ。
2枚のスペーサーを合わせると隙間が見えるくらい(笑)
しかもネジ穴がちゃんと空いていない(笑)
片面は面研されてるんだけど、元の面が出てなさ過ぎて
一部面だしできていない(笑)。
完全に鋳型が終わっちゃってるね。
かるく面研し直して穴も面取りしたけど
そもそも反っちゃっている部分についてはそのまま。
ガスケットを挟んで、しかも片面凸形状になってるから
もしかしたらシールはできているかもしれないと
一縷の望みにかけてそのまま組付けた。
ちなみに師匠のぶんと合わせて4枚購入したが
4枚とも同じ傾向だった。
ので型が終わってるのかなと思うんだけど、
こんな話自分ら以外に聞いたことがないので
たまたまハズレのロットを引いてしまったのか・・・
やっぱり排気漏れ(笑)
まぁ思ってた通りでもあるんだけど、
やっぱり排気漏れしてる。
ただ、排気漏れの音がするわけでも、性能に悪影響を
及ぼすほとではなかったが。
なお、師匠も2枚購入したがお同じ傾向なので、
やはり完全に鋳型が終わってるようだ。
おわりに
で、性能はどうだったのかというと、
激変するようなものではなかった。
乗り出して「おっ!?」とかはなかった。
ただ、上り坂での粘りの変化は目を見張るものがあった。
エンストするかしないかの低回転でゴリゴリと転がっていく。
前のKTMにはこの感覚はなくて堪えきれずに
ブチ回していたが、こちらはそこからもう少しデロデロと
頑張ってくれる、というのかなんというのか。
上手く説明できないが。
実はBetaに乗り換えたのはこの特性が欲しかったからなので
とてもうれしかった。
スプロケをF:12T、R:53Tと極端にローギアードに振ったのと
相まってトラ車みたいな粘り方をするようになった。
(と、自画自賛している)
師匠はリアスプロケが52Tなので
ちょっと乗り比べてみたいね。
という感じ。